マイリトルインフェルノ|朝田ねむい【全2巻】

朝田先生の作品が、2冊同時だと…!?
天才スーパーハカーでその世界から足抜けしかけてるまーくんと、足抜けしかけた時に出くわしてしまった凡庸な大学生仁くんのお話です。
あと色気担当のまーくんの元彼(間違っていないはずだ)タツミさんも出てきます。
タツミさんのデザインすごい好き。
登場時に少し違和感あると思ったら普通に顔ピアスあけてるタイプの人でした。色っぽい。

それにしても、何でも出来る魔神の世界に風穴ぶちあけたのが、ちっちゃくて細い凡人っていうのがほんと最高だな!!
この小さな覚悟が愛しい。

マイリトルインフェルノで好きなのがこの対称性なんです。
見てる世界も出来ることの規模もあまりにも違う、でっかいまーくんと、ちっちゃい仁くん。
仁くんが出来る最高に悪いことっていうのは無人ビルのゴミ箱に放火(※しかも煙出したかっただけなので燃えすぎてビビる)レベル。
まーくんその年の頃普通にクラッキングで口座にン百万の金を横流ししてたよ。

そしてちょいちょい主従好きのアンテナにも引っかかる。
まーくん、でかいし威圧的だし何でも出来る(金の調達から炊事洗濯まで)のに、こう……従う人なんだ。
ランプの魔神よろしく、その有り余るような能力は誰かに乞われてはじめて発揮される。
その才能を最高に活かせる場を用意してくれるタツミさんは主側に見えるけど、多分この人も従者寄りな気がします。
まーくんの才能に惚れ込んであれこれしでかしてはいたけれど、自分がどうなりたいかというよりも、まーくんとどうなりたいか・まーくんとどうしたいかが重要だから、ある意味この二人に関して言えば主はまーくんになるのかもしれない。
対して仁君の凡人故に発揮されるふてぶてしさや無警戒にも取れる接し方、僕を助けろ・僕のそばに居ろと言える仁君の「知らなさ」。
この個人的なワガママ!!!
そうだ、そうなんだよ、ランプの魔神は与えて叶えなければその意義はなくて、その願いはきっととてもとても個人的な程良い。

仁くん、まーくんの出来ることを正しく知らないからそれはそれで当然なのかもしれないけど、まーくんの持つ才能や技術に関しては一切求めてないところも熱い。
ヤクザだと思ってるもんな。タツミさんも含めてそう見えるもんな、しゃーない。

何か読み返すほどにじわじわ面白くなる作品だなあ。
そして相変わらず、盛り上がるシーンは映画を見てるようでテンションが上がる。

 


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