ハッピーバースデー|ymz【1巻】

会社員の朔人君とバー店長の恒助君とショップ店員悠太郎君の3人の「友人同士」が織りなすお話だよ。
三角関係とかではないよ。
3人が3人の友情模様や恋模様を描いているよ。

この、このね、この、友情が! 友情が!!!
恋模様にかき消されないのって、とてもとても貴重なんだよおおおおお。
いや、居るジャンルがBLでそもそも登場人物が限られてるもんだから
友情から愛情になったり、友情ではない愛情になる話が多いのは当然なんだけど!

ハッピーバースデーは、何というか、すごく贅沢な作品なんだ。
関係性の豊富さがあまりにも贅沢。贅沢!!!!
片思いや両片思いもカバーしつつ、
友人同士の互いを大切にしている感じが伝わってくるのがすごく良い……。

大切にしつつも、それは相手を全部受容するようなタイプのものではなくて、
自分の信念に近いところと、
相手にはこうあって欲しいっていうところから衝突するのがすごく良いんだ。
エゴみたいにも見えてしまいそうなんだけど、
彼がそこにいることはきっと彼にとって決して良いことばかりには見えなくて
だったらせめて話してくれたら良いのに、というような
友人としてあるからこそ出来る踏み込み方が良いんですよ……。
家族のように人生を背負うような位置ではないにせよ、
人生を背負う誰かが居ようが居まいが、
時々からかいあいながら笑い合っていられる友人の尊さっていうのも確かにあるんだ。

このあたりのエピソードを強化してくれてるのが悠太郎君です。
彼は少し立ち位置が違っていて、
孤独な高校生時代から大学生時代になって恒助君に助けてもらったひとり。
恒助くん、3人の中でとても大人に見えるのは、自分も持て余す自分をどこか諦めてるからなんだよな……。
その諦めや蓋をしている部分に気付いてしまう聡い子が、悠太郎君なんだ。

そしてこの作品で好きなのは、片恋が切なさではなく眩しい明るさに満ちてるところなんだよ。
無私の恋強いよおおおおお。
この無私の片思いの強さを発揮してくれるのが基輝君だよ。
恒助君に一目惚れした18歳。

「今わかっていることといったら あなたを好きなことくらいで
 あなたを好きなことに 間違ってることなんて なにひとつないと
 そう思ってるんです」

「あなたと付き合って 辛くなる想像ができないんです
 あなたと付き合えたら やっぱり たのしいんだろうなって!
 今のあなたも 昔のあなたも 俺が連れていきますよ! 全部!」

もう分かるだろ、この、この眩しすぎる片恋の強さ!!!!
失うものなど何もない!!
大人たちはもう両手に色々抱えて動きが鈍くなってますからね。
何も持たない君の眩しさで全部ニフラムしてしまうと良いよ。

 


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