鬼が慕うは祟り神|灰崎めじろ【全1巻】

鬼が慕うは祟り神

鬼が慕うは祟り神

鬼が慕うは祟り神

[著]灰崎めじろ

著者     灰崎めじろ
発行     リブレ

見世物として売られかけた鬼とヒトのハーフ・椿丸と、
祟りを一身に受けひとり森で暮らしている心優しい椎木の神様・しい様のお話。

いちゃらぶの濃厚なびーえろが見たいなら灰崎めじろさんを猛烈に推したい。
作家買いしてる作家さんです。
どの作品もびーえろ愛に満ちているんだ、私は詳しいんだ(本棚を眺めながら)
えろのうまい作家さんでこれまでは短編集が多め。
どうしても短編集だとさらにえろが多めになるのだけど、
この作品はがっつり一冊、話も丁寧に追えたのがとても良かった。

何しろ好きなのは、
椿丸くんの溢れんばかりの太陽属性。
太陽属性のキャラに弱いんだよおおおお。
眩しい!眩しい!その眩しさで鬱屈した森から引っ張り出してやれ!!!
椿丸くんの良いところはね、しい様を唯一にしないところなんだよ。
荒廃した森の中にしい様を置いていけない、という理由が一番強いだけで
本人はとても健やかに、「そうしたら次は、」と考えていられる。
しい様だけが居れば良いのではなくて、しい様と未来のことを考えてる。
良いよ、実に良い太陽属性だよ。

鬼が慕うは祟り神の可愛らしさは、
この太陽属性の椿丸くんの一直線な眩しさもさることながら、
可愛いからこそ手元に置いてはいけないっていうしい様と繰り広げられる見事なまでの両片思い。
両片思い好きですか。好きだよ。大好物だよ。

ちなみに作中で扱われている「鬼」は、前作の『野良鬼拾いました』から設定が引き継がれています。

野良鬼拾いました

野良鬼拾いました

野良鬼拾いました

[著]灰崎めじろ

こちらでも鬼に堕ちた神様がふたり描かれてます。
神様であるうちは何も食べずにいられるけど、鬼になると精力が必要で、
神様として祀る人々がいなくなっているのも共通した設定です。
このね……信仰のもとに存在出来る神様ってほんと好きなんだよ……。
これは作中でそこまで詳しく触れられてはいないから殆ど推測ではあるのだけど、
この神様と鬼を巡る設定が好きなんです。
禍々しさよりも、自我を持って食物連鎖の中に入るために種族の鞍替えをするような感じ。
特にしい様の場合は切り倒されてなお呪いを人々の代わりに負いながら、自らの望みもなく誰に知られることもなく
山奥でひとり祟りを抑えていたのだけど、
信仰心を失うことと引き換えに祟りから解放されて、やっと自分の望みを言えるようになって鬼になる。
何も食べず飲まず、ひとりで完結できた神様から、
自分のための望みと、ひとりでは食が満たせない存在になるあたりすごく滾る。

でもやっぱ作品の魅力は、両片思いの可愛さとびーえろ愛だな!!!!
灰崎めじろさんの書かれるびーえるは、
えろへの愛もさながらキャラクターたちが最終的ににっこにこで可愛らしくめでたしめでたしになるから
そのあたりもすごく信頼して読めるんだ。

野良鬼読み返してるんだけど、
幕間の1Pに『鬼を神に戻す大冒険の巻』のイラストがあるんですよ。
これ読みたいんです。すごく読みたいんです。

 


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